漢方は日本で育った医療です。

2018年02月16日

漢方というと中国の治療というイメージがあるかもしれません。

実は漢方は5~6世紀に中国から伝わった医学が

日本の風地気候や日本人の体質、ライフスタイルに合わせて発展した、日本の伝統医学です。

西洋医学がピンポイントの症状などに対しての治療を行うのに対して、

漢方は1つの薬に複数の成分が含まれ、色々な病気や症状に効果を発揮します。

それは、「こころと体は一体」で、全身の調和を図る、という考え方があるからです。

症状だけでなく、その人その人の体質を考えて処方していきます。

自然界には薬効のある植物や動物、鉱物などがたくさんあり、それらを加工したものが『生薬』です。

漢方薬は、この生薬をブレンドし、服用・保存しやすいものに加工したものです。

 ぼくも更年期や便秘、冷え、むくみ、肥満など、色々な女性の悩みに対して好んで漢方を使います。

ぼく自身も『肩こり』や『疲労』を生じた時に『葛根湯』を使ってます。

また、漢方薬は長く飲まないと効果が出ないイメージがありますが、

風邪の引き始めに『葛根湯』が効果的なように、服用してすぐに効果のある場合もあります。

そして漢方には『未病』という考え方があります。

病気とまではいえないけど、さまざまなな症状や不調に対しても

漢方をうまく使って心身の調子を整えることは大事です。

それはぼくも目指す『予防医学』的な、健康増進のひとつのアイデアだと思います。

みなさん、漢方おすすめですよ。