日本に必要な本当の「アンチエイジング」とは  ~ネクストアンチエイジング~

2016年03月14日

超高齢化を迎える日本の大きな課題の一つは、認知症と介護の必要な生活の予防です。寿命が延びるにしたがってアルツハイマーなどのリスクは格段に高まっています。残念ながら今の医療では認知症を発症してしまうと治癒に至る有効な手段はありません。
そ して家族はしかり、医療従事者であっても「もう歳だから仕方ない」と諦めてしまいがちです。近年検診などの予防医学は進んでいますが、脳については十分で はありません。また、脳機能の低下は運動能力、免疫力など身体全体の機能低下を招くので、老化とあいまって介護を必要とする人口を増加するのです。いくら 長生きしてもQOL(生活の質)が保てなければ、自身も周りの家族、社会にも大きな損失となるのです。介護疲れによる身内の殺人などとても悲しいニュース もまれではありません。
つまり、いかに心身共に健康を長く維持できるか、脳機能の低下を予防することが重要だと考えます。
ネクストアンチ エイジングは「120歳まで元気に生きる」をコンセプトに、見た目の若さだけではない人生の質を重視した新しいアンチエイジングの発想です。「もう歳だか ら・・・」と言って諦めることが多い人生はつまらないです。スポーツ、芸術、旅行、知的活動、なんでも新しいことにチャレンジする、子どもと一緒の趣味を いつまでも楽しむ、夫婦やパートナーと新しいことに挑戦してみる。そんな長生きなら素晴らしくないですか?

医療の進歩と共に人類も寿命は 延びました。そして再生医療もこの数年で劇的な進歩を遂げるでしょう。ネクストアンチエイジング外来で処方する「メトホルミン」を使って、FDAが人類初 となる長寿の人への大規模な臨床実験を始めます。ある理論によると、あと人類が数十年生きられると20歳若くする技術が確立して、また数十年すればさらに 若返る技術が生まれる。それを繰り返せばいつまでも生きていける時代に突入する、というのです。
これが実現するにはいろいろなハードルや課題があ るとは思いますが、僕は最終的には医療とテクノロジーの進化で人類の「不老不死」の未来がやってくると思います。最も主要な本能であり目的が生物の「種の 保存」であるならば必ずその方向に向かっていくと思います。僕個人としては、そのような未来を体験したいと思っています。そのためには、その未来が確立す るまでできる限りの長生きが必要です。

人生いろいろなことが起こります。楽しいことも悲しいことも理不尽なことも。しかし、心身共に健康であればなんとかなるもんです。そう思える前向きな気持ち、つまり健全な脳が必要です。
「人生をいつまでも楽しむ気持ち」結局はそれが究極の若さの秘訣だと思います。そのためには身体も脳も健康でなければ始まりません。病気を予防する知識と努力も必要です。
SFのような発想の「不老不死」の扉をノックする時代がやってくるのかもしれません。ネクストアンチエイジングは、そんな究極のアンチエイジングへの通過点ではないでしょうか?