イソトレチノイン(難治性ニキビ治療薬)

2023年09月20日

イソトレチノインとは

アクネトレントはイソトレチノインというビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、重症のニキビに対して効果があるニキビ治療薬です。

海外では、重度のニキビ治療薬として認知されていますが、日本では厚生労働省の承認が取れていないため、自費診療となります。

(アキュテイン、ロアキュタンなどありますが同じイソトレチノインを主成分とする薬です)

 

イソトレチノインの作用

作用1 皮脂腺を縮小させ、皮脂の分泌を減らします

作用2 皮膚の角化を抑制し、毛穴のつまりを防ぎます

(ニキビは皮脂の分泌亢進と毛穴のつまりが原因となるため、この強力な作用により重症ニキビに効果を発揮します)

 

治療ができない方

・妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、妊娠を希望されている方

・授乳中の方

精神的問題がある、精神疾患で治療中の方

(イソトレチノインの重大な副作用の一つに、妊娠している女性に投与すると流産や胎児の奇形を引き起こすという副作用があります。
そのため、服薬期間中とその前後1か月間は妊娠してはいけません。)

15歳未満の方や成長期で身長が伸びている方

・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方

・テトラサイクリン系の薬剤を内服されている方

・精神的問題がある、精神疾患で治療中の方

・肝機能障害のある方

・中性脂肪、コレステロールの高い方

・ビタミンA過剰症の方

大豆アレルギーの方(アクネトレントには、大豆油が含まれているため)

 

副作用

イソトレチノインの重大な副作用の一つに、妊娠している女性に投与すると流産や胎児の奇形を引き起こすことがあります。

・うつ傾向、精神病(幻覚、幻聴)、自傷行為、自殺企図などの重大な精神疾患

・皮膚や粘膜の乾燥症状

・鼻の粘膜が乾燥した場合に生じる軽度の鼻血

・発疹、軽度の痒み、落屑

・眼瞼炎、結膜炎

・筋肉痛や関節痛

・肝機能低下

・血液中のコレステロール値の上昇

・脱毛(一時的なもので、内服終了後に回復します)

・頭痛、めまい、吐き気など

 

服薬中の注意点

 ・必ず医師の指示に従って服用してください。
・服用期間中とその前後1カ月間に性行為をする場合は、必ず避妊を行ってください。
・服用期間中と後1か月間は献血をしないでください。
・治療開始後、最初の数週間でニキビが悪化する方もいますが、治療を継続することで改善しますので、自己判断で中止しないでください。

 

アクネトレント(イソトレチノイン)の具体的な内服方法について

用量:通常0.5mg/kgで治療を開始します。

カプセルが10mgと20mgの2種類のため、例えば、50kgの患者様は20mgか30mg/日の服用を、診察で判断します。

例)
40kg⇒20mg/日 1日1回
50kg⇒25mg/日 ⇒まずは20mg/日で開始
60kg⇒30mg/日 20mg+10mg/日
70kg⇒35mg/日 ⇒まずは30mg/日で開始

女性で20~40mg、男性で30~60mgが平均的な容量

 

治療期間は4-6ヶ月間です。

通常5か月間の治療を行い、それでも治癒しない場合は追加で1カ月間治療します。

 

(再燃や再発を防ぎ寛解状態を保つための累積投与量は120-150mg/kg程度です)

治療の流れ

治療開始前の血液検査(女性の方は初回内服前に妊娠反応検査【尿】が必要です)を行います。

基本的に1カ月ごとの再診になります。

ニキビの新生の有無や副作用について確認し、薬の服薬量を調整します。

内服による体への副反応を調べるため、毎回採血検査が必要になります。

 

イソトレチノイン内服療法の費用 (税別)

診察料
初診料 2,000円
再診料 1,000円
アクネトレント(10mg)
30日分 14,100円
1カプセル 500円
アクネトレント(20mg)
30日分 19,200円
1カプセル 700円
血液検査 1回 2,500円
尿検査
妊娠反応検査
1,000円

 

 

施術名:ニキビ治療薬(アクネトレント)
施術の説明:ニキビの治療医薬品。皮脂腺を収縮させ、また角化を抑制することでニキビの出現を抑制。
施術の副作用(リスク):アナフィラキシー、抑うつ状態、眼疾患、肝機能障害、腎機能障害、視力障害、胸の圧迫感、息切れ、喘鳴、肌の乾燥(特に口周囲)、口渇、発疹、頭痛、吐き気、下痢、嘔吐、脱毛、過度の発汗、関節炎などが生じることがある。
施術の価格:550円~42,240円

本施術は、日本国内未承認医薬品または医療機器を用いて処置を行います。
治療に際し使用する医薬品、機器等は医師の判断の元、個人輸入手続きを行っています。